便検査でうまくとれない!少ない時や溶ける場合はどうしたら良いの?

美容・健康


便検査は1年に1回なので、上手なやり方なんて忘れてしまいますよね。
なので、

「うまくとれない!どうしよう!?」

と頭を抱えてしまう人も多いようです。

今回は、少ない場合、溶ける場合にどうしたら良いのかをお話しします。

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便検査でうまくとれない場合はどうする?

便検査で便がうまくとれないのではないか、と心配する人もいますが、よく、その話を聞いてみると、実は問題ないケースも多いですよ。

最初に便検査で便を取るポイントをお話ししておきます。

  • 便を付ける箇所→棒の先端部分のみ。
  • 必要な量 →ほんの少しだけ。溝が埋まるくらいの量。
  • やり方 →便の表面を、まんべんなく擦り付ける。
  • 注意点 →便や棒を便器に接触させない。

では次に、具体的なケースについてお話しします。


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便検査で少ない場合は駄目なの?

便検査では、便が少ないのではないかと心配する人が多いのですが、この検査は少なくて良いのです。(逆に多すぎる方が正しく検査が出来ない可能性があります。)

この検査キットの場合は説明書があるのですが、その説明によると、先端のみぞに埋まるくらいの便となっています。

この検査キットは便潜血検査なのですが、キット内には透明な液体が入っています。そして、採取した便をキットに入れると、液体と便が混ざり溶けていきます。

検査機関では、便そのものを取り出して検査するのでなく、混ざった溶液を使って血液成分が含まれているか(腸に潰瘍などがある場合は便の表面に血液が付くことがある)を検査します。この検査では、ごく微量の血液でも反応するほど精度が高いので、便の量が少なくても充分反応するようになっています。

便検査で便が溶ける場合は?

便検査なのに軟便とか下痢気味の場合は、検査キットの棒の先端に便が付きにくいですよね。
一応頑張って付けたけど、容器に入れて閉めたら中の液体に溶けてしまったΣ(゚д゚lll)
という事態もありますよね。

この場合も上でお話ししたのと同様で、問題ありません。

便潜血検査の場合は、便に血液成分が含まれているかの検査であり、検査キット内の液体と溶けた液体を使うことになります。便そのものが残っている必要はないのです。

便検査の液体について

便検査キットは検査の種類によって中に入っている液体が異なります。
健康診断でよく行われる便潜血検査の場合はヘモグロビンがあった場合に安定して保てるような成分(ph緩衝液等)が入っています。

また、食品取扱関係で行われる細菌検査では、細菌が安定して保てるよう、ph緩衝液等を寒天でジェル状にしたものが入っています。

ちなみに、我が家では、過去に大学病院で便潜血検査を行ったこともあるのですが、その際には何故か、保存液のない容器を使うよう渡されました。

容器の中はこんな感じです。

この容器の場合は、上の液体入りの検査キットと異なり、もう少し多めの便を取るよう書かれていました。

なぜ保存液が無いかと訊いたところ、大学病院内ですぐに検査できるため、保存液がなくても(2~3日以内の便なので)問題ないとのことでした。
(多くの場合に出される、保存液が入っている容器の場合は、検査を外部委託しているため、提出してから検査までに日数がかかることもあり、保存液が入っているのでしょう、と大学病院の看護師さんに言われました。)


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さいごに

便検査キットは小さいサイズのでやりにくいと思うかもしれませんが、便の中に血があるかどうか、もしあったら大腸ガンや何かの病気の可能性がある、という検査であり、キット内の液体と混ざった、ほんの少しの溶液だけで検査結果を出すことが出来ます。

ですから、少ししか取れなくても、便が液体に溶けて形が無くなったとしても大丈夫ですよ。もし駄目なら再検査通知が来るだけなので、あまり心配せずに検査キットを提出してみましょう。

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