脱水症状はどんな感じか、また、実際になった場合の対処方法をご存知ですか。
普通に生活していれば脱水症状なんてなるわけ無いでしょ、と思っていたのですが、つい先日、寝起きで脱水症状になってしまいました。めまいや頭痛が酷くて立ち上がるのが辛く、対処方法を調べて実際にやってみました。
幸い、その日1日で元気になったのですが、老人でもないのにまさか自分が脱水症状になるなんて!?という驚きもあり、迂闊さを反省したものです。今回は、脱水症状になって気付いたことや、辛い時でも出来る脱水症状の対処方法についてまとめました。
脱水症状はどんな状態?私の場合はどの程度だった?
脱水症状について調べたところ、以下のような症状がありました。
- 軽度→喉の渇き、大量の汗、疲労感、立ちくらみ、尿が濃い色になる、手足の冷え等
- 中度→頭痛、めまい、吐き気、呼吸の乱れ、けいれん、尿の量が減る、口の中が乾燥する
酷くなると病院に行かないといけません。特に、体の水分が10%以上減ると、皮膚が乾燥したり嚥下が出来なくなったり、目がかすむ等の症状が出て命の危険に繋がる恐れがあります。
参考サイト:日本救急医学会:熱中症予防に関する緊急提言(平成30年7月)
ちなみに、私の症状は、
・立ちくらみ、めまい
・大量の汗
・喉の渇き
・尿が濃い色
・手足の冷え
・吐き気
・・・以上でした。もう少し進んでいたら病院行きだったかもしれません(汗)
脱水症状に寝起きでなった私の大きな反省
よく高齢者や小さい子供は脱水症状になりやすい、という話を聞いていましたが、まさか40代の私が脱水症状になるなんて、とその症状に陥って初めてショックを受けたし、ものすごく反省しました。
なぜなったかというと、前日が4月なのに最高気温28度という夏日で、暑い中で湖や公園で半日遊んで過ごした、というのも影響しているとは思いますが、その後、夜寝る前にお風呂に入って、喉が渇いたなあと思いつつ放置して寝てしまったのが大きな原因だと思います。
夜寝る前にお風呂に入ると、特に暑い時期だと汗を搔くのですよね。そして、熱が冷めないまま寝たため、寝ている間にも大量の汗を搔いたハズなのです。
脱水症状になると、体内の水分量が減って血の流れが悪くなります。頭の血流も悪くなるので、酸素を取り込もうとして血管が広がるのですが、その際に血管が周囲の神経を刺激した結果頭痛が起こることがあります。
人間は夜寝ている間にコップ約1杯の汗を搔くのですが、夏の暑い時期だと汗の量は2倍、なんとコップ2杯程度なんですよね。だから、体内の水分が相当不足してしまうのです。
本来、脱水症状を防ぐためには喉の乾く前から水分補給をしておくべきなのです。年寄りが脱水症状になりやすいのは、口の中が乾いていることに気付かないからなのですが、年寄りに限らず、自分の体に鈍感だとやばい、というのを痛感しました。
では次に、どのような対処をしたかお話しします。
脱水症状で行った対処方法
脱水症状の対処の基本は「最初に水分補給」と思い込んでいる人が多いかもしれませんが、それよりも、体温を下げる方が重要です。だから、とにかく体を冷やさなければいけません。水分補給は二の次なんですね。脱水症状の予防としては重要だけど、予防でしかないのです。
人間というのは、暑くなると体温が上がるのを防ぐために汗を搔くのです。汗が出て蒸発する際に蒸散熱が出ることで、一定の体温を保つことができるのです。でも脱水のため体温が上昇しているため、冷たい物で冷やさなければいけないのです。
ちなみに、冷やす箇所で効果的なのは、首の動脈や脇の下、足の付け根など血管の太い箇所です。
このことは、脱水症状が落ち着いてからようやく調べて納得したのですが、私が脱水症状に陥ってまず考えたのは水分補給でした。ですが、めまいが酷いし、立とうとしたら立ちくらみもあるし、水を飲もうとしたら気持ち悪くて吐きそう、と感じて満足に水分補給が出来ませんでした。
そこで、顔を洗ったり、腕を肘の上まで洗ったりして水をバシャバシャ触ってみたところ、数分間で頭も冷え、少し症状が和らいで落ち着くことができました。
でも、まだ朝食の時間だけど食欲は全く無かったので、とにかく水分補給しようと考えて、家にあったもので飲めそうな物を飲んで落ち着いた後、アイスノンで冷やしながら布団に入って数時間休んだところ、ようやく普通に起き上がれるようになりました。
さいごに
脱水症状になった場合、体調は相当シンドイでしょうし、誰か看病してくれる人が傍にいないと非常に焦るはずです。でも、先ずは体を冷やしましょう。水分補給はその次ですよ。
コメント