初詣の基本マナーで神社と寺は?お参り作法や手水は?お賽銭金額は?

公開日:  最終更新日:2014/12/30

信心深くないと、神社仏閣に行くのは初詣くらいですよね。
だからお参りの作法を忘れてしまい、毎回テキトー。
でも子供と一緒にお参りするから、そろそろ子供に教える必要があるし
最低限のことは知っておきたいな。

こんな考えのお母さんは少なくないでしょう。
今回は、初詣の基本マナーである神社と寺のお参りの作法や手水、お賽銭の金額など、
その場で困らないようお話します。

初詣のマナー、神社と寺の違い

初詣は新年を迎えて初めて神社仏閣に参拝することをいいます。
昔は初詣を「恵方参り」(えほうまいり)といい、
その年の縁起の良い方角の神社にお参りしたのです。

今では恵方というと節分の恵方巻きが有名ですが、
昔は初詣にも陰陽道が用いられていました。
その年の干支に基づく「恵方」にある神社にお参りすることで、
年神様から福を与えていただくと考えていたのです。

神社と寺の参拝方法で大きく違うのは、お参りの作法です。
神社では拍手を打ちますが、寺では手を合わせて題目を唱えます。
以下、神社と寺の作法を記載します。

神社お参りの作法

(1)賽銭箱の前で軽くお辞儀(約15度=小揖・しょうゆう)をする
(2)を鳴らす(神様に来たことを告げる合図)
(3)お賽銭
(4)二拝二拍手一拝(2回お辞儀→2回拍手→手を合わせて拝む→1回お辞儀。お辞儀は約90度)
(5)軽くお辞儀をしてから退出する

拍手を打つのは、神様に来たことを告げる意味でなく、
「自分が何も邪心を持っていません」というのを証明するためです。

寺お参りの作法

(1)賽銭箱の前でお辞儀(約45度)をして、鐘をつく(無ければ省略)
(2)ロウソク・線香を上げる(無ければ省略)
(3)お賽銭
(4)手を合わせて拝む
(5)お辞儀をしてから退出する

拝むときの唱える題目は、宗派・ご本尊により異なります。
「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」「南無延命地蔵大菩薩」
「南無釈迦牟尼佛」「南無大師遍照金剛」「南無大慈大悲観世音菩薩」など。
分からなかったら「南無帰依佛、南無帰依僧、南無帰依法」。

初詣のマナーで神社、寺の共通する部分

1.手水~手と口の清め方

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神社と寺ともに、お参りの前に手と口を清めることは共通です。
手水所(手水舎)があれば心身を清める意味で手を洗い、口をすすぎます。

(1)右手でひしゃくを取り、水を汲んで左手にかけて洗います。
(一杯の水で最後まで行うので全部使い切らないように注意!)
(2)ひしゃくを左手に持ち替えて、右手を洗います。
(3)再度ひしゃくを右手に持ち替えて、左の掌に水を溜めて口をすすぎます。
(この時、ひしゃくに直接口を付けずにすすぐこと!)
(4)再度左手を軽く洗ってから、ひしゃくを立てて柄の部分に水が伝わるように流し清めて
元の場所に戻します。

口を清めた水を最後に口から出す時の注意事項
・ペッと音を立てないように静かに
・周囲の人に見えないよう手で隠して
・足元の前あたりに出す

というのがマナーです。また、ハンカチなどは用意していきましょう。

2.鳥居・門のくぐり方

神社と寺、くぐる物は鳥居と門で異なりますが、、
「入る時に一礼してから鳥居や門をくぐり、帰る時に鳥居や門をくぐってから一礼する」
という基本は同じです。

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神社のくぐり方

【入る時】神社には必ず鳥居があるので、出来れば一番外側の
「一の鳥居」から「二の鳥居」「三の鳥居」の順にくぐり参道へ入ります。
鳥居をくぐる際に一礼します。
参道の中央(正中)は神様が通る道なので進みません。
【帰る時】鳥居を出て振り返り、一礼して帰ります。

寺のくぐり方

【入る時】門の手前で一礼し、門をくぐります。
【帰る時】門を出て振り返り、一礼して帰ります。

3.賽銭について

お賽銭の「賽」「神から福を受けたことを感謝して祭る」という意味です。
だからお賽銭は「前回お願いしたことが叶ったお礼」であり、
今回のお願いに対する対価ではありません。
また、金額の決まりはないので、感謝する気持ちで自分なりの金額を決めましょう。

お賽銭で縁起が良い金額って?
5円・・・ご縁がありますように
5円2枚で10円・・・重ね重ねご縁がありますように
29円・・・福(29=ふく)が来ますように
5円10枚で50円・・・五重のご縁がありますようになどの語呂合わせがあるようですが、言葉遊びですので
無理にこうしなければならないものではありません。
ただ、10円硬貨は縁が遠ざかる(10円=遠縁)ので避けたほうが良いでしょう。

4.お参りするときの心構え

お参りは「ご利益がありますように」とお願いごとをする人がいるようですが、
本来は、昨年1年間の無事を神仏に感謝するとともに今年1年間の決意を告げ、
それが「成就するように見守って下さい」とお願いするものであり、
見返りを期待してはいけません。

「○○大学に合格しますように」とお祈りするのでなく、
「○○大学に合格するよう頑張るので守ってください」と
自分で実践するのを前提に決意表明するのが大切なのです。

もし、マナーを忘れたら。

付け焼刃のマナーですから、基本といえども時々うっかり忘れてしまうこともあるでしょう。
また、手水所が混雑していて、とても行く気になれないけどいいのかな、とか。

実は、今はこういう基本ルールが当たり前になっているのですが、
この作法は明治時代に提言された手順であり、世の中の決まり事ではなかったのです。
その後神社本庁が質問に答える形式でオープンにしたことから広まったそうです。

それ以前はどうしていたかというと、手を合わせるだけで大丈夫だったのです。
そもそも神社での参拝は、拝殿に上がっての参拝が正式であり、
普段外から参拝するのは略式なので、ここでの正式なルールというのは無かったのです。
(拝殿に上がった場合は玉串を捧げたりするので正式なマナーが存在します。)

今では神社のHPを見るときちんとした参拝方法が掲載されており、
それに則って参拝するべき、と厳格に考える人もいますが、
初詣の場合は有名なところだと大変混雑するので、正式なマナーに則って
手水所で清めることも大変な場合もあります。
(初詣シーズンには手水所が混雑すると危険なので一時的に閉鎖する、
ということが過去に有名な神社であったそうです。)

お子さんが小さい場合は水が大好きで「お水で手洗いする~!」と言うかもしれませんが、
ものすごい混雑の際には臨機応変に考えたほうが良いでしょう。

まとめ

初詣のマナーはちょっと細かいかもしれませんが、
基本は、姿勢を正して昨年1年間の感謝と今年1年の決意を報告することです。
ちょっとくらいド忘れしても気にせず、心を込めて神様仏様に向かいましょう。

■初詣の記事はこちらにもあります。
初詣の場所を変えるとお札返すのが困る?お守り複数一緒は駄目?

初詣おみくじで凶が出た!何回までOK?持ち帰る場合の処分方法

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