虫が苦手な人って、蜘蛛も当然苦手ですよね。
家の中で蜘蛛を見つけた場合、殺さないで逃がす方法はあるのでしょうか。
生け捕りだと触っちゃう可能性があるし(気持ち悪い!)
力加減によっては間違って殺してしまうかもしれない。
虫が苦手な人の場合、このように悩んでしまいますよね。
今回は、蜘蛛を見つけた時の対処方法と、我が家で使って良かった便利グッズをご紹介します。
家で蜘蛛を見つけたらどうすればいいの?
蜘蛛は益虫なので、そのまま見ぬふりするか、外に逃がしてあげましょう。
蜘蛛は基本的に、人間にとって害がありません。
蚊のように人間の血を吸ったりしないし、ゴキブリやムカデのような害もありません。
ただ、見た目がグロテスクなだけなんです。
※毒グモは別です、ただし日本の家の中にいる蜘蛛は、ほぼ毒グモではありません。毒グモは、例えば下の絵のような蜘蛛がいます。日本にいる毒グモは生息場所が主に屋外であり、家の中に入るケースはほとんどないはずです。
ここで、日本にいる一般的な蜘蛛について話を戻します。
例えば、家の中にいる蜘蛛で多いのがハエトリグモですが、ハエトリグモはハエやダニ等の害虫を退治してくれます。ぴょんぴょん跳ねながら移動する、比較的丸っこい体つきの蜘蛛で、巣を張らないのが特徴です。
また、 アシダカクモはハエやダニ等の他、体つきが大きいためゴキブリのような大きい害虫まで退治してくれます。
体長は数センチ、脚も含めると10cmなんて大きさのもいて、遭遇したらビックリする蜘蛛ですけど、網を張ることはありません。ゴキブリを上手に捕獲してくれ、いなくなったら移動するので見ても知らんぷりしていれば大丈夫なんです。
蜘蛛は毒グモでもなければ害虫を食べてくれるので、殺さず見て見ぬふりしておく方が良いです。
また、人間からすると見た目が怖い、と思うけれども、実は、蜘蛛って臆病な性質なんですよ。
そして、害虫を退治してくれるということは、蜘蛛を殺してしまうと家の中の害虫が増えてしまうんです。
ゴキブリやダニが増えるのと、蜘蛛が多いのと、どっちの方が良いですか?
こう考えると、蜘蛛を見つけても、昼夜問わず殺さない方が良いですよね。
家で蜘蛛を殺さない理由とは?
ところで、「蜘蛛を殺してはいけない」と言われている理由についてご存知ですか。
既にお話ししたように、益虫だからという理由もあります。
でも、私達がもし蜘蛛を殺してしまったら罪悪感を抱いてしまいますよね。
それは、様々な言い伝えがあって、それが刷り込まれた結果ではないでしょうか。
代表的なものとして、以下のような言い伝えがあります。
「朝蜘蛛は殺生してはいけない。夜蜘蛛は構わない。」
「朝の蜘蛛は仇でも殺すな。夜の蜘蛛は親でも殺せ。」
また、芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」では、蜘蛛はお釈迦様の使いとして人を助けようとしているんですよね。
蜘蛛を殺すと罪悪感を感じる人が多いのは、このような言い伝えや小説が私達の心に刷り込まれているせいかもしれませんね。
家の蜘蛛を殺さないで逃がす方法
蜘蛛は益虫だから見て見ぬふりしたいけど、
その存在が目に入るのは嫌だわ!
と思う人もいますよね。そんな場合、家の外に逃がして「サヨナラ」したいですよね。
外に生きたまま逃がす方法で代表的なのは、
・ティッシュペーパーで包んで窓からそっと払って外に逃がす
こんなやり方があります。
でも、手で掴むなんて嫌!触っちゃったら気持ち悪いわ!
だからといって、ティッシュペーパーを使ったとしても、虫を殺さずに包むというのも難しいですよね。虫嫌いの人にとっては、万が一にも虫に触る可能性があることは恐ろしいんですよね~。
我が家も同じです(;´∀`)
そこで、我が家では、透明プリンカップや厚紙を使って逃がしていました。やり方は、以下のような流れです。
次に、床とプリンカップの間に紙などを差し込み、
蜘蛛をプリンカップの中に閉じ込めます。
外に出て、蜘蛛を逃がします。
蜘蛛を逃がす方法 一番簡単な便利グッズとは?
我が家のようにプリンカップを使う方法でも出来るハズですが、虫に触るのが超苦手な人だと使いづらいかもしれません。(実際、娘にこの方法を教えても、小さいプリンカップで蜘蛛を閉じ込めるのが難しい様子でした。)
そんな人には、以下の商品がおすすめです。自分の手を汚さず、蜘蛛に触らず、生かしたまま逃がすことができる道具なんですよ。
我が家でも最近この商品を知り、実際に購入して使ってみました。その結果、簡単に蜘蛛を捕獲できて逃がすことが出来ました。我が家は特に娘が虫嫌いで触るのも殺すのも嫌だ、というタイプなのですが、これを使って蜘蛛を捕まえられるようになり、喜んでいます。
むしキャッチリーは組み立て式なので、最初はぺったんこなプラスチックが入っています。
開封して組み立てると、こんな感じです。
↓
虫の捕まえ方は以下の通りです。(虫の代わりに虎のマスコットを使ってます。)
↓
↓
横から見ると・・・
実際に捕まえた蜘蛛はこちらです。
↓
見づらいので左下部分を拡大してみました。
↓
この方法のどこか良いかというと、捕まえようとするときに取っ手があるので蜘蛛に手を近づけずに捕獲できるとことですね。また、外に逃がすのも簡単だし。娘はこの道具を使うようになり、蜘蛛をさほど怖がらなくなりました。
さいごに
蜘蛛は見た目がグロテスクなので、つい、退治してしまいたくなりますが、ゴキブリやハエ退治をしてくれる益虫です。そのため、見たとしても放置するか、生きたまま捕まえて外に逃がす方が良いです。
でも、生け捕りにするのは容易ではありません。今回ご紹介した便利グッズ、興味があったらぜひ使ってみて下さいね。
コメント