どんど焼き団子の意味は?何の枝に刺す?上新粉の作り方のコツは?

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1月15日の小正月の頃はどんど焼きを行う地域が多いようですね。
どんど焼きでは正月飾りや書き初めを燃やすほか、
団子を作って焼いて食べます。
今回は、この団子の意味や枝の種類や上新粉での作り方のコツなどをお話します。

■どんど焼きについてはこちらにも記事があります。
どんど焼きとは?燃やすものはしめ縄以外もOK?行けない場合は?

どんど焼きの持ち物は?何時までやってる?谷保天満宮の様子と便利グッズ

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どんど焼き団子の意味とは?形は?何の枝に刺すの?

1)どんど焼き団子の意味や呼び名

どんど焼きの団子は、小正月の飾りとして作り神様へのお供えとして家に飾ったものを
どんど焼きに持ち寄り、正月飾りや書き初めを燃やした残り火で焼きます。
この団子を食べるとその年に風邪をひかない、虫歯にならない、健康で過ごせる
等といわれています。

地域によっても呼び名も異なり、「繭玉」「舞玉」「生業木(なりわいぎ)」「木団子」「餅てまり」
などと呼ぶ地域もあるようです。

また、大きさや形も様々で、子供の握りこぶし程度を3個作り木の枝に刺して飾る地域もあれば、
丸だけでなく、繭や鶏のようなものを形作る地域もあります。

食べる団子の数は小枝に3個刺すパターンが多いのですが、
家の飾りとしては、もっと沢山の数を飾ります。
偶数だと割れてしまい縁起が悪いので、奇数と決まっているそうです。

昔は、神棚や仏壇、床の間などに繭玉団子を飾り、繭や農作物の豊作を祈ったそうです。
床の間については、床柱の前に挽き臼を置いて木の根本を突き刺して支えるなどして
大きな木の枝に団子やみかんなどを刺したり、
小判、千両箱、七宝、宝船などの縁起物飾りを吊り下げたりする方法もあったようです。、

2)どんど焼き団子はいつ作る?

団子は、どんど焼きの前日に作って飾る地域もあれば、
前日だと一夜飾りで良くないから2日前に作る、という地域もあるようです。

3)どんど焼き団子は何の木の枝に刺すの?

刺す木の枝は、ミズキが比較的多く使われますが、
柳の木や篠竹、ナラ、山桑、アカメガシワ、ヌルデ、樫なども使われるようです。
ミズキが使われる理由としては、

・小枝が細く揃っており繭玉が刺しやすい
・枝の色が美しく赤みを帯びている、
・枝の先が上向きになっていること

これらのことから縁起が良く、豊作祈願や一家繁栄などの願いを込めるのに相応しいと
考えられたからです。

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どんど焼き団子の作り方と食べ方

【材料】
上新粉 200g
砂糖 大さじ2
熱湯 200ml
食紅 (今回は赤・緑を使用)

【作り方】
(1)上新粉と砂糖をボウルに入れて軽く混ぜてから、熱湯を注ぎ、木ベラ等でよく混ぜます。
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最初はパサパサでも、
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だんだん水分が粉に馴染んでまとまっていきます。水分は追加しなくて大丈夫!

(2)生地がまとまったら、手でよくこねます。(耳たぶ程度の柔らかさになるまで。)
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(3)6等分して丸めて蒸し器で約25分間蒸します(今回は半量100gなので写真は3等分になってます)。
この時、餅の中央は少し凹ませて蒸すと火の通りが早いです。
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(4)少量の食紅を少量の水で溶いておきます。ほんの少しでも結構色がつきます。
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(5)ボウルかすり鉢に移して、粘りが出るまでよくつきます。熱いうちに行います。
水で溶いた食紅液はこの時に混ぜます。
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白は麺棒でついたのですが、
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赤と緑は食紅液を混ぜながら手で捏ねました。少量ならこの方法の方が楽かもしれません。

(6)冷めてから木の枝(無かったら竹串)に刺して焼きます。
正式には、3つに枝分かれした木を使い、それぞれの枝の先に1個ずつ刺します。
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今回は枝が入手できなかったので、竹串に刺して3色団子にしました。

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上新粉を使う場合のコツは?

上新粉は白玉粉に比べて柔らかさ、モチモチ度が少ないのですが、
砂糖を混ぜて作ると翌日以降も柔らかさを保つことができます。
(今回のレシピは甘み控えめなので、お好みで加減して下さい。)

また、翌日までに食べない場合は、熱いうちにラップして冷凍保存します。
食べたいときに冷凍のままお湯に入れて茹でれば
柔らかくて美味しい団子を食べられますよ。

【食べ方】
地域によっては、1つの団子のうち1つは自分の団子を食べ、
残り2つは近所の方の団子とそれぞれ交換して合計3個食べると
その年は風邪をひかないといわれている地域もあるのだとか。

普通の団子と同じように、きな粉や砂糖醤油、黒蜜をつけたり、
おしるこや雑煮に入れて食べます。

■団子のいろんな食べ方はこちらにもあります。
月見団子を作ろう♪子供も大喜び、かわいい4つのレシピ

まとめ

どんど焼きは小正月の風習からきたもので、健康を祈願して団子を焼いて食べます。
子供の大好きな団子ですから、機会があったら是非参加して
子供たちに昔からの風習を伝えていきたいものですね。

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